永代供養は、少子化が進む現代ならではの供養方法といえるでしょう。
お墓を持たない、あるいは持てないというご家族のために寺院側が管理して供養します。

永代という言葉がちょっと誤解を招いてしまう傾向にあります。
永代は永久という意味ではありません。
期限がありますので、それまでに御親族の意思をしっかり固めておく必要があります。

永代供養を依頼する前に知っておきたいのは、下記3つです。

・費用
・納骨堂の施設、管理状況
・合祀墓への移行期限

まず1つが、費用について。
一般的に永代供養を依頼すると最初にお支払いしてからは一切管理費用はかかりません。
年間費などを請求している寺院や葬儀会社があれば注意が必要です。

そして納骨堂は寺院によってそれぞれ環境が異なります。
大きな石像の内部に骨壷を収めて管理するのか、あるいは寺院の中の棚やロッカーなどに管理するのか。
永代供養費によって、骨壷を納めるスペースなどに違いがあるケースもあるので、よく確認しておきましょう。

そして、合祀墓への移行期限は特に重要です。
一般的に5年、10年などの期限があり、それ以降は納骨堂で管理しません。
合祀墓へ移行すると遺骨を引き取ることができなくなりますので注意しましょう。